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海老沼 幸夫; 高橋 智子
情報管理, 24(2), p.139 - 149, 1981/00
フリータームとディスクリプタが1対1に対応する検索語があるテーマ(1)、かなり包括的な概念を含む検索語を有するテーマ(2)、フリータームでは適切な術語があるがディスクリプタがないテーマ(3)を選びテストした。(1),(2)の場合にはディスクリプタ方式、キーワード方式(ディスクリプタ+フリーターム)いづれも検索効率は同じ程度であり、検索語の選択も容易であった。サーチャーは検索テーマを考慮していづれを選択してもよい。フリーターム方式は厄介であり不要である。(3)の場合はディスクリプタ方式は、再現率は確保できるが適合率が低くなる。キーワード方式は検索式の作成が容易で、検索効率もよい。ディスクリプタ方式とキーワード方式を併用するシステムが望ましいとの結論を得た。
海老沼 幸夫; 横尾 宏
ドクメンテーション研究, 28(1), p.2 - 10, 1978/01
INIS(国際原子力情報システム)用に常時目を通している国内の主要雑誌、テクニカル・レポート約400誌のうち、キーワード付与制をもつものは19誌(17機関)であった。これらはいずれも最近10年以内に導入されている。すべて著者が付与し、編集者がチェックする方式である。シソーラス準拠は4誌と少なく、大部分が自然語を付与している。12誌が2次情報処理における主題分析への利用を目的としており、機械検索の普及に伴って、キーワードの存在が重要視されてきていることがうかがえる。これらの調査およびINISインデクシングにキーワードを利用している経験をもとに、学術情報の効果的な流通に寄与するキーワード付与制を新たに導入する場合の留意点をまとめた。
海老沼 幸夫
保健物理, 12(2), p.127 - 134, 1977/02
著者により自然語から選定される重要語の特徴と効果的利用につき述べる。論文大要の即時把握、二次情報処理上の件名標目、索引語付与、検索効率に有用なので、重要語付与のガイドを示し、制度採用を勧める。